【輸入木材】ホワイトウッドと米松は良いものなのか?
2019/03/28
【輸入木材の魅力】
日本の木造建築といっても、実際に使用される建材は輸入品が大きい割合を占めます。
米松、米檜、米ヒバ、チーク、ウォルナットなど世界各地から日本に木材が輸入されています。
食材なんかは地産地消が理想的と言われて、いいものを新鮮なうちに安く消費するというスタイルが理想とされています。しかし、たまにはフィリピン産バナナもアメリカ産のオレンジも悪くありません。
建築も同じで使用する木材の地産地消が理想ではありますが、必要な質と量が用意できない場合は外国産の物を利用します。
【米松の特徴】
恐らく国内で一番多く使われている輸入木材は、米松とホワイトウッドと思われます。
米松は、アメリカ北西部やメキシコから多く輸入されています。国産の松が減少する中、梁などの構造材として使われています。松の木も柾目取りした良質材は「ピーラー」という呼称で高級材として取り扱われています。扉などの利用にも意匠的に問題が無く、癖のないきれいな表情をしています。
【ホワイトウッドの特徴】
ホワイトウッドについては、北欧やロシアから多く輸入されています。
比較的やわらかい木で、見た目がきれいで建築資材以外にも家具や楽器としても使用されています。日曜大工などにもよく使用されており、身近な木材のひとつとなっています。
柔らかい事は加工面ではメリットになりますが、耐久面では大きなデメリットになります。ホワイトウッドは、集成材として国内の多くの住宅で利用されています。単なるホワイトウッドと集成材は全く性能は違うものになりますが、それでも木材単体で見てみるとホワイトウッドの低い耐久性は際立ちます。
また耐久性のみならず、虫や菌に対しても弱く、シロアリ被害が拡大しやすい木材になります。
国産のヒノキ、スギ、カナダ産ベイツガ、フィンランド産ホワイトウッドで4年間屋外に放置してみると、ホワイトウッドだけがボロボロになるという実験結果も得られています。
お家をリフォームする時も一応どんな材料が使われているか知っておくと、あとで安心できますので、もし興味があるかたは確認をしてみてはいかがでしょうか
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